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取り急ぎ御礼

マンガ空間 走馬灯』届きました。ありがとうございました。

いずれきちんと書評させていただかねばなるまい、いやはや衝撃の一冊でした。恐らくミニコミ界ここ10年で最大の収穫でしょう。書評は頭の整理がついてから書くつもりですので、感想のみとなりますが、

「これこれ、こういうのが読みたかったんだよ!」

という感じです。

ミニコミの目玉は何といっても「羽鳥よしゅあアゲイン」。久しぶりに忘れていた『夜行』の空気を嗅いだ気がして、もうたまらんかった。

しかし、私としては羽鳥よりも齋藤種魚に驚かされたのに驚きました。

こんなにストレートな齋藤作品を未だかつて読んだことがない。「狂え!」という直截的なト書きがありながら、絵が、それを飛び越える勢いで伝わってくるのはいったい何故なのか。よく見ればほぼトレースにも拘らず、ほぼCG処理にも拘らず、齋藤の情念の深さが伝わってくるのは何故なのか。『峠の犬』を髣髴とさせるラストシーンは無論、再々度、その画力・構成力・言語センス(!)に脱帽。

そして山羊タダシ作品。意匠は前作にもまして華美であり、所々に北冬ルーツの画法練習はあるものの、我田引水の矮小感なく、思いがけず深みのある世界にぎょっとしました。特に、川のシーンでは、既に山羊独自のベタを手に入れた事実に驚嘆。見開きをビリケンで売って欲しい。

間違いなくマスト・バイ。表紙の900円が「どや、安いやろ」と誇らしげに見えてくるナイス・マガジンです。私は買い続ける。



・・・癪なので最後にくさします。

■画暦永年、齋藤種魚のかくも明らかな転換が何を意味するのか(意図して絵を見せ付けるなんて、ありそうで絶対になかった!)。齋藤種魚の作品として、本作は傑作だったのか?これはノスタルジアではないのか。絶望か?「虚無」なのか、果たして。

■新進の漫画家・山羊タダシは、情念の尽きる場所までそのスタンスを貫けるのか?それが「虚無」なのか?

虚無のあり方に迫るのが当世流であるのか、虚無そのものに迫った作品は、羽鳥だけではないかというのも実は感想として拭えないでいるのです。
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「蒸発旅日記」つげ義春×山田勇男

スクリーン(お馴染みシネマヴェーラ)に帰ってくる!


妄執、異形の人々Ⅲ 2008/08/23 ~ 2008/09/19
今年もやってきました、カルト映画の大特集。目玉は野田幸男の幻の傑作『青春トルコ日記 処女すべり』のニュープリント!!



9/8(mon) 『蒸発旅日記』(85分) 11:00 14:20 17:40
9/9(tue) 『蒸発旅日記』(85分) 11:00 14:45 18:30

お詫びと訂正

どうにも私は誤解されやすい性質らしい。K氏が「金ゐは山口に行った」とそこここで吹聴していると人伝に聞き、驚いた。

「東京グッドバイ」なんて紛らわしいブログを書いた私も確かに悪い。正しくは「渋谷グッドバイ」であった。2年半駆けずり回った谷底の迷宮に思い入れ深く、遡ること10数年の大都会への郷愁は、小移動をして「グッドバイ」と言わしめ、雑多な一都市をして首都の象徴たらしめた。

私はまだ東京にいるのである。というか、まさに東京にいる。

未だ挨拶が済んでいないのは私個人の無精故であり、盆休みに計画していた東北行きの件で関係諸氏に多大な迷惑をかけたのは、まったく、言い訳の余地がないことであろう。それらについても、諸諸の庶務に目処をつけ次第、おそらく今夏中にはリカバリーの策を実行に移すか、或いは潔い決着を考えねばなるまいと考えていた。

渋谷での日々はまさに怒涛であった。生活を不眠不休と喩えるのはさすがに大仰に過ぎるとしても、私の半身たる金ゐ國許は、深い眠りのなかで微動だにしなかった。前述のK氏をはじめ、様々な人に「何もしなかった」「居ながらにして居ない」と有難い叱責を頂いたが、見事に返す言葉がない自堕落な生活しかなかった。「もはや死に体」などという愚にもつかない自虐的なキャッチフレーズを掲げたはいいものの、自虐するゆとりも持たず、応急的な延命措置の合間合間で着実に腐敗が進行していた実感だけが残されてある。

つい数分前の電話口にて、K氏に「それにしてもなんで山口なんですか」と詰問されたが、はて、なぜ山口だったのだろうか。困惑する私に向かって、K氏は、氏にしては珍しく切れ味鋭い考察を披露して見せた。

「金ゐさんは要するに『つげ以後』とか大上段に構えるのが怖くなって、一番つげと縁遠いところに逃げたくなったんじゃないですか?確かつげさんは山口に行ってないですよね。」

なるほど、一理も二理も三理もある。おそらくそうだったのかもしれない。

「今頃になってカミング・アウトしたのは、西野さんが広島に居るから、アベシンも九州に居るから、西に行っても蒸発しようがないことに気づいて、とんぼ帰りですよ。どうしますか金ゐさん。北には菅野御大が鎮座していらっしゃる。次の一手なんてどこにも残されていないですよ。」

おっしゃる通り、あまりにも耳に痛い正論が続くので、段々腹が立ってきて、思わず「煩い、この先天性落伍者!」と口汚く罵ると、電話は一瞬静かになって、沈痛な感じでK氏から切り出した。

「8月15日の14:00、東京に行きます。誰になんと言われようと、僕は動きます。よかったら、ご一緒しますか?」

「何の予定ですか」

「風俗です」

北島すごいねえ

「超気持ちいい」は奴のキャッチコピーだったのか。

I AM A READER./読むのは僕だ

あはっ、何も言えねえ。


五輪三昧の毎日。

購入

買いました!つげ義春新刊!権藤晋との対談も収録!
やっぱり『四つの犯罪』も出るみたいですね!

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