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今年最後のつげ巡礼

行ってまいりました。年末恒例の近場・1泊2日巡礼、今回は『奥多摩貧困行』でした。

さすがの観光地も、この中途半端なシーズンに人気少なく、つげ的侘しさが感じられました。結構な数の茅葺も見れて、大満足。詳細は来年、「つげ義春を旅マップする」にて。
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北方スーパーモダニズムの至福島から

クリスマスプレゼントが届きました!

って紹介はないかw

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今年(?)キラ星の如く北冬界に登場したニューフェイス[夜業タダシ]と、[2級天使研究所(SCAL)]主筆、孤高の北冬作家・齋藤種魚(さいとうたねお)によるオケラ舎から、同人誌「走馬燈」創刊準備号が発売になりました。

掲題の「北方スーパーモダニズム」は片桐慎治さんの言葉。「スーパー」とはまさに言い得て妙で、雑誌の作りにも実験精神が発揮されています。目次・ページ数なし、作家・作品名なしのため、若干の間違いがあるかもしれませんが、以下書き込み等で推測した内容も含めて記します。

マンガ空間『走馬燈』創刊準備号
40P/定価240円

チャット対談/齋藤×夜業
詩・絵/齋藤種魚
プッチン&カッチンの作品/齋藤種魚
佐々木マキ風の2Pマンガ/佐々木実?
絵(カラー、2P)/夜業タダシ
モグラの作品/夜業タダシ
夜風が散る/西野空男
「リバーズエッジ」と岡崎京子評/夜業タダシ

なんと西野空男の新作が掲載されているんですね。

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夢幻堂掲示板には既に多くの感想が書き込まれていました。片桐さんが「俳句的絶望」と評した途端、キーワードを見つけた読者たちが盛り上がるという理想的な展開が繰り広げられています。


片桐慎治「『夜風が散る』がとてもよかったな。俳句的な絶望。」「俳句的絶望とは褒め言葉ではありません。本当に絶望してるのでしょうか?おしゃべりができる間は幸せではないでしょうか。」

銭湯おやぢ「俳句に絶望があるかどうかは知らんが、西野作品は4コママンガである。3、6、7、8コマだけで成立するだろう。」

夜業タダシ「「夜風は散る」に表現されてるのは絶望でしょうか?確かに、最後の「夜風が散りました。」は「夜風が散る」という題名なのに絵柄やコマの流れが澱んでいる、すなわち絶望のように感じますが しかし、そのようなマンガを絶望という語句の括弧に押し入れるのには違和感を感じます。 自分の場合、絶望と代わり映えしないですが最後のコマに感じたのは疲れです。」

甲野酉 「極端から極端へは振り切らない振り子の、宙づりの運動の持続です。そこに思わず不安を感じ、過剰な確信をよそからまた持ってきそうになりますが、そこはは違うような気がします。」

林崎甚介「「俳句的絶望」と語られるのは、その評者の意図はともかく、「夜風が散る」と題されて最終コマに「夜風が散りました」と語られる、ある意味では甲野さんが言われる「ゆれ」をとらえてのことかもしれません。しかし、そこに私たち読者は何を獲得できるでしょうか。なにもない、としか私には言えません。」


残念なことに、私は本作を傑作だと思えませんでした。というより、多少なりとも力の入った作品であるとは到底思えず、ただ「西野さん、疲れているなあ」と思っただけでした。「俳句的絶望」と言われても、それは明らかに意図されたものではなくて、西野がモザイク状にしか描けない、物語を紡げない状態にあることの現れで、覇気のない描線には愕然としました。

本作を読んで感じる不安や恐怖は、決して「表現における~」と冠される類のものではなく、単純に西野空男自身に対するものです。この4Pは完全に世界から閉じており、漫画からも閉じている。隣に若々しい反骨精神があり、狡猾な皮肉屋魂があり、その中で西野一人のダウナーが際立っていて、「うーん」と唸ったまま、私はかける言葉を見つけられずにいます。

西野空男、お前もか!

チクマ秀版社解散

本叢書は、いつしか埋もれてしまった隠れた秀作、傑作、
またその存在すら〈幻〉の作品等を選りすぐり、
現在の文庫やコンビニ限定等の趨勢の中、作者、読者双方の希望、理想を具現化し、
その作品<本来の姿>を叶え、徹底するものである。
まずスタートは〈コミック〉から。
読者とは無縁の因習や束縛を退け、繰り返し宣言する!
作者、読者双方に幸せな出逢いを!!



[レジェンドアーカイブス]と銘打ち、採算取れんのかよという強気な作品群を、採算取る気かよという強気な価格設定で精力的に復刻してきた[チクマ秀版社が解散]したというニュースが入ってきました。上の理念にある「その存在すら〈幻〉の作品」には行き着きませんでしたが、昨今の復刻ブームで異彩を放っていたのは確かです。まあ、「なぜ今?」というタイミングの微妙さが目立っていたのかもしれないのですが。

吾妻ひでおやとり・みきは納得できるんですが、たとえば湊谷夢吉を2冊出したのはいったい何だったのだろうかと、今でも疑問に思います。1997年にアスペクトから3分冊の格好いい奴がでているなかで[伊藤重夫装丁!]、それから8年で2冊刊行というのは(通常の本ならいざ知らず)やはりサイクルが短すぎる。目玉であるはずのカラーページや未収録も分量的には若干であり、割高感が拭いきれません。

水木しげるは『悪魔くん』(貸本版、山田真吾版、世紀末大戦)『河童の三平』(上下巻)。山本直樹に至っては、超大手で今も流通している、もしくは容易に入手できる作品を集めた『ホラー作品集成 夜の領域』。山本直樹って、カバーイラスト新作・あとがき新作・未収録短編で売れるタイプの作家だったか?

うーん。結局は執着心の問題なのかもしれません。何というか、もう少し当社の復刻活動を見てみたかったというのが本音です。私は、並製のわりに重厚な装丁が好きでした。

追悼・勝又進

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10周年記念号目次

つ、つげ義春先生の名が!!買いだ買い!!

目次には詳細が記載されていないので、おそらくはコメントなのでしょう。

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